今回は、2025年 問題6として出題された、進捗管理に関する問題を解説します。
この問題では、工程や設備、作業者ごとの作業予定を、時間軸に沿って見やすく表す図表について問われています。
正解
イ ガントチャート
解説
ガントチャートとは、作業の開始時期・終了時期・作業期間を、横方向の時間軸に沿って棒グラフで表した図表です。
一般的には、縦方向に作業項目や工程、担当者、設備などを並べ、横方向に日付や時間を配置します。そして、それぞれの作業がいつ始まり、いつ終わるのかを棒で示します。
そのため、ガントチャートを見ることで、次のようなことが分かります。
- どの作業をいつ行うのか
- 作業の開始時刻と終了時刻
- 作業にかかる期間
- 工程や設備、作業者ごとの予定
- 作業の重なりや空き時間
進捗管理やスケジュール管理において、ガントチャートは非常によく使われる代表的な図表です。

なぜガントチャートが正解なのか
この問題のポイントは、作業を時間に比例した棒グラフで表すという点です。
ガントチャートは、横軸に時間や日付を取り、作業期間を棒で示します。これにより、作業の開始と終了が視覚的に分かりやすくなります。
また、工程や設備、作業者ごとの予定を整理して表示できるため、小日程計画の管理にも向いています。
したがって、この説明に当てはまるものはガントチャートです。
他の選択肢の確認
ア WBS
WBSは、Work Breakdown Structureの略で、作業を細かく分解して階層構造で整理する手法です。
プロジェクトで必要な作業を洗い出すために使われますが、作業を時間軸に沿った棒グラフで表すものではありません。

ウ ウォーターフォール
ウォーターフォールは、システム開発などで使われる開発手法の一つです。
要件定義、設計、開発、テストといった工程を、上流から下流へ順番に進める考え方です。図表の名称ではなく、開発の進め方を表す言葉です。

エ CCPM
CCPMは、Critical Chain Project Managementの略です。
リソースの制約やバッファ管理を重視するプロジェクト管理手法です。スケジュール管理に関係する用語ではありますが、作業を棒グラフで表示する図表そのものではありません。

オ PERT図
PERT図は、作業の順序関係や依存関係をネットワーク図で表すものです。
どの作業が完了しないと次の作業に進めないかを把握するのに役立ちます。ただし、時間軸に沿って作業期間を棒で表す図ではありません。

覚え方
この問題では、次のキーワードを押さえておくと判断しやすくなります。
時間軸に沿って、作業期間を棒で表すものはガントチャート
特に、
横軸が時間
作業を棒グラフで表す
開始時刻・終了時刻が分かる
という説明が出てきたら、ガントチャートを選びましょう。
まとめ
2025年 問題6では、進捗管理で使われる図表について問われました。
工程、設備、作業者などを縦方向に並べ、時間や日付を横方向に取り、作業期間を棒グラフで示すものはガントチャートです。
正解:イ ガントチャート
WBSやPERT図もプロジェクト管理でよく出てくる用語ですが、役割が異なります。
「時間軸+棒グラフ」という特徴を押さえて、ガントチャートと判断できるようにしておきましょう。

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