2025年 問題11 解説|JISの工程図記号と名称の組合せ

特級過去問解説

今回は、2025年 問題11として出題された、JISの工程図記号に関する問題を解説します。

この問題では、工程図記号とその名称の組合せについて問われています。
工程図記号は、製造工程の流れを図で表すときに使われる記号で、加工・運搬・検査・保管・滞留などを区別して表します。

正解

※図記号がこちらでは表示されていないため、正解番号は確認できません。
ただし、考え方としては、各記号がどの工程を表しているかを見分ける問題です。


JISの工程図記号とは

JISの工程図記号は、製造現場などで工程の流れを分かりやすく表すための記号です。

工程を記号で表すことで、作業の流れ、移動、検査、保管、停滞などを整理しやすくなります。

機械保全技能士の試験では、記号の形と名称の組合せを問う形で出題されることがあります。


主な工程図記号の意味

加工

加工は、材料・部品・製品に対して、形状や性質の変化を与える工程です。

たとえば、切削、穴あけ、曲げ、溶接、組立、塗装などが該当します。

覚え方は、

形や性質が変わるなら加工

です。


運搬

運搬は、材料・部品・製品の位置を変える工程です。

たとえば、台車で運ぶ、フォークリフトで移動する、コンベヤで搬送するなどが該当します。

加工のように物の形を変えるのではなく、場所を移動することがポイントです。

覚え方は、

場所が変わるなら運搬

です。


品質検査

品質検査は、製品や部品の品質を確認する工程です。

寸法、外観、性能、傷の有無、良否判定などを確認します。

検査には、数量を確認する数量検査と、品質を確認する品質検査があります。

覚え方は、

良いか悪いかを見るなら品質検査

です。


保管・貯蔵

保管は、材料や製品を計画的に置いておく状態です。

倉庫に入れる、指定場所に保管する、在庫として管理するような場合が該当します。

ここで重要なのは、計画的に置いているかどうかです。

覚え方は、

計画的に置いているなら保管

です。


滞留

滞留は、計画に反して材料や仕掛品が止まっている状態です。

たとえば、次工程に進めず仕掛品がたまっている、作業待ちで止まっている、予定外に置かれているような場合です。

保管と同じく「動いていない」状態ですが、意味は異なります。

覚え方は、

予定外に止まっているなら滞留

です。


保管と滞留の違いに注意

工程図記号では、保管滞留を混同しやすいです。

どちらも物が動いていない状態ですが、判断基準は次の通りです。

名称意味判断ポイント
保管・貯蔵計画的に置いている倉庫、在庫、指定場所
滞留計画外に止まっている作業待ち、遅れ、仕掛品の停滞

つまり、

計画的に置いているなら保管
計画外に止まっているなら滞留

と判断します。

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