FCFSとは? スケジューリング問題の基本をやさしく解説

特級過去問解説

FCFSとは? スケジューリング問題の基本をやさしく解説

今回は、スケジューリングに関する次の問題を解説します。

問題
スケジューリングに用いられるルールのうち、FCFSの説明として、適切なものはどれか。

ア 先着順である。
イ 最小作業時間順である。
ウ 最大作業時間順である。
エ 最小納期余裕順である。
オ 最大納期余裕順である。

正解

ア 先着順である。


FCFSとは何か?

FCFS は First Come, First Served の略です。
日本語では 「先着順」 と考えればOKです。

つまり、

  • 先に到着した仕事
  • 先に依頼された処理
  • 先に待ち行列に入ったもの

から順番に処理していく方式です。

銀行の窓口やレジの行列をイメージすると分かりやすいですね。
早く並んだ人から先に案内される、あの考え方と同じです。


なぜアが正解なのか

選択肢アには「先着順である」とあります。
これは FCFS の意味そのものです。

FCFS は名前の通り、

  • First Come = 最初に来たものを
  • First Served = 最初に処理する

というルールなので、アが正解になります。


他の選択肢が違う理由

イ 最小作業時間順である

これは FCFS ではありません。
作業時間が短いものを優先する考え方で、一般に SJF(Shortest Job First) と呼ばれます。

ウ 最大作業時間順である

これも FCFS ではありません。
作業時間が長いものを優先する方式です。

エ 最小納期余裕順である

納期までの余裕が少ないものを優先する考え方です。
これは納期管理を重視した別の優先ルールです。

オ 最大納期余裕順である

納期まで余裕が大きいものを優先する考え方で、これも FCFS とは異なります。


FCFSの特徴

FCFS には次のような特徴があります。

1. ルールが単純で分かりやすい

到着した順に処理するだけなので、実装も理解もしやすいです。

2. 公平感がある

「先に来たものが先に処理される」ため、直感的には公平に見えます。

3. 短い仕事が待たされることがある

先に長い仕事が入っていると、その後ろの短い仕事も待たされます。
このため、全体の効率が悪くなることがあります。


覚え方のコツ

FCFS は英語の頭文字をそのまま覚えると簡単です。

  • First = 最初の
  • Come = 来た
  • First Served = 最初に処理される

つまり、
「先に来たものを先に処理する」=先着順
と覚えれば大丈夫です。


まとめ

今回の問題の正解は、

ア 先着順である。

FCFS は First Come, First Served の略で、
到着した順番に処理するスケジューリング方式です。

試験では略語の意味をそのまま問われることが多いので、
FCFS = 先着順 はセットで覚えておきましょう。


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