機械保全技能士 特級には
計算問題はでるの?
データを解析する問題が出るんだ。
学科試験は、電卓使用不可
なので、手計算でしなければいけないだ
特級 計算問題
特級の計算問題は、データの平均値、不偏分散、標準偏差を求める問題が出ます。昨年の計算問題では、範囲やメディアンについても出題されました。
この計算方法について、解説していきます。
平均値
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g の結果が得られた。
平均値を求めよ
2+4+6+8+10=30
30÷5=6 ←合計から、重さを測定した個数を割ってあげる
不偏分散
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g の結果が得られた。
不偏分散を求めよ
先ほど求めた平均値の6を使用します。
各製品重量-平均値の2乗をして、合計したものになります。
(2-6)2 +(4-6)2 +(6-6)2+(8-6)2+(10-6)2 =40
40÷(5-1)=10 ← 先ほど求めた個数から(測定した個数ー1)を割ってあげる。
標準偏差
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g の結果が得られた。
標準偏差を求めよ
不偏分散の10を使用します。
√10=3.16 ← 標準偏差の値を平方根してあげる。
範囲
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g の結果が得られた。
範囲を求めよ
範囲は、重さの最大値と最小値をマイナスしたものになります。
10-2=8
メディアン
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g の結果が得られた。
メディアンを求めよ
メディアンは、中央値になります。
この問題なら、メディアンは、6gになります。
測定した重さが、偶数個の場合、中央値はいくつになるの?
中央に隣接するデータを足して
割る2をしてあげればいいよ
例:製品の重さを測定した結果、2g、4g、6g、8g、10g、12g の結果が得られた。
メディアンを求めよ。
この重さの中央に隣接する値は、6と8になります。
(6+8)÷2=7
この問題なら、メディアンは、7gになります。
特級では、データの平均値、標準偏差、メディアンなどの求め方がでるので、計算方法をしっかり覚えよう。
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