標準時間

機械保全技能士 特級
太郎
太郎

作業の標準時間って何?

ジンベイ
ジンベイ

標準時間は、所定の条件下で、標準の作業方法によって

作業を行うために必要な時間だよ。

標準時間の構成

標準時間は、主体作業時間と準備段取り作業時間があります。

主体作業時間とは、作業のメインとなる時間のことになります。

主体作業時間には、正味作業時間と余裕時間の和から、成り立っています。

準備段取り時間とは、作業の準備にかかる時間のことになります。主体作業時間と同じく正味作業時間と余裕時間の和から、成り立っています。

標準時間の計測方法

太郎
太郎

標準時間を計測するには、

どんな方法があるの?

色々な方法があるよ。

主に、ストップウォッチ法

ワークサンプリング法

PTS法

標準時間資料法なんかが

あるよ。

ストップウォッチ法

作業時間をストップウォッチで直接計測する方法になります。

ワークサンプリング法

時計を用いず計測する方法で、作業者がどの作業を何回発生したか集計し、各作業の時間を推測する方法になります。

PTS法

時計を用いず計測する方法で作業の動作に時間値を決め、動作条件を計測し、その動作に時間値を当てはめ、計測する方法です。

PTS法は、レイティングの必要が無い。

※レイティング・・・作業者によって、技量差がある為、作業時間差が生じる。

標準の作業者が、作業した時間に修正する必要がある。ストップウォッチ法は、レイティングの必要があります。

標準時間資料法

ストップウォッチ法やPTS法で得られた時間から、作業についての標準時間を決め組み合わせて、時間を計測する方法である。

標準時間資料法は、時間精度が劣るが、同じ分析を重複して行うことが避けられる。

標準時間の計測方法の特徴を覚えていこう。

ジンベイ

20年工場勤務をしている会社員です。
機械保全技能士1級、機械保全技能士特級に1発合格。
機械保全技能士資格試験の情報発信をしております。

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