ひずみゲージと硬さ試験を図解でわかりやすく解説(練習問題つき)

特級過去問解説

ひずみゲージとは?【図解つき】

ひずみゲージは、材料が伸びたり縮んだりしたときに生じる「抵抗値の変化」からひずみを測定するセンサです。

● 図解:ひずみゲージの仕組み(抵抗変化の検出)

 ┌───────────────┐
 │   [表面に貼り付けたひずみゲージ]   │
 │     ────────────          │
 │     |ジグザグ抵抗体| ← ひずみで伸び縮み   │
 │     ────────────          │
 └───────────────┘

ひずみが生じる
        ↓
抵抗値が変化
        ↓
ブリッジ回路で変化を読み取る

● 温度補償のイメージ図

【温度補償あり(2 or 4 ゲージ法)】

  Rg ───┐   ┌─── Rg
         \/
         /\   ← 同種類のゲージ → 温度変化が相殺
  Rg ───┘   └─── Rg

● ひずみゲージで重要なポイント

項目内容
温度補償同種類ゲージを2辺 or 4辺に配置
ゲージ率抵抗値変化率 ÷ ひずみ
測定精度方向ズレで誤差(5°ズレ → 約5%誤差)
測定対象表面ひずみのみ(内部応力は直接測れない)

硬さ試験とは?【図解で理解する】

材料の「へこみにくさ」を調べる試験です。


ブリネル硬さ試験(HB)【図解】

   ●(超硬合金球)← 圧子
    ↓ 荷重をかける
  ┌───────────────┐
  │       ● くぼみ             │
  └───────────────┘

くぼみの“表面積”から硬さを算定

ブリネルは「大きい材料の平均硬さ」を測るのに向いています。


他の硬さ試験との違い(比較図)

● ロックウェル(HR)

くぼみの“深さ”で測定  
測定が速い → 現場向き

● ビッカース(HV)

ダイヤモンド四角錐圧子  
微小荷重OK → 表面硬化層の測定に最適

● ショア(HS)

ハンマーの反発高さで測定  
鍛造品・大型品に使う

練習問題(本番形式)


【問題1】ひずみゲージ

温度補償を行うための正しい方法はどれか?

 ブリッジ回路の2辺または4辺に同種類のゲージを使う
 ゲージ率を1.0にする
 熱電対と併用する
 ゲージの長さを2倍にする

解答:ア


【問題2】ひずみ方向とゲージ方向のズレ

ひずみ方向とゲージの向きが5°ずれるとどうなるか?

 誤差はほぼゼロ
 約5%の誤差が発生する
 感度が2倍になる
 測定不能になる

解答:イ


【問題3】硬さ試験

「球状圧子のくぼみ表面積」で硬さを求める試験はどれか?

ロックウェル
ビッカース
ブリネル
ショア

解答:ウ


【問題4】硬さ試験の特徴

微小荷重での測定に強い試験はどれか?

ロックウェル
ブリネル
ビッカース
ショア

解答:ウ


まとめ

内容ポイント
ひずみゲージ抵抗変化でひずみを測定。温度補償は「2/4ゲージ法」。方向ズレは誤差につながる。
ブリネル硬さ試験球状圧子。くぼみ面積から硬さを算定。鋳鉄などに適用。
他硬さ試験ロックウェル=深さ、ビッカース=微小荷重、ショア=反発高さ。

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