機械保全・公害防止管理者・危険物などの試験で頻出の
大気汚染防止法の規制施設/環境基準の用語 について詳しくまとめたガイドです。
「どの施設が規制対象?」「光化学オキシダントって何?」
といった混同されやすいポイントを整理しています。
🟦 大気汚染防止法で規制される施設
大気汚染防止法では、有害物質の排出源となる施設を「規制対象」として分類しています。
その中で試験に出るのが次の 5種類。
🟩 ① ばい煙発生施設(ばいえん)
代表例:
- ボイラー
- 発電用設備
- 加熱炉
排出するもの:
- ばいじん(煤)
- 硫黄酸化物(SOx)
- 窒素酸化物(NOx)
→ 大気汚染法で最も基本的な規制対象。
🟩 ② 揮発性有機化合物排出施設(VOC)
代表例:
- 塗装ブース
- 洗浄装置
- 印刷工場
VOCは光化学スモッグの原因になるため厳しく規制されます。
🟩 ③ 特定粉じん発生施設
代表例:
- セメント工場
- 砕石設備
- 粉砕設備
「ばいじん」と違い、燃焼を伴わない粉じんが対象。
🟩 ④ 水銀排出施設
代表例:
- 水銀を使用する製造設備
- 廃棄物焼却施設
水銀は神経系に影響があるため特別規制。
🟩 ⑤ 悪臭物質発生施設
これは大気汚染防止法ではなく
悪臭防止法の規制
👉 そのため 大気汚染防止法の規制対象ではない(=不適切)
試験でよく出るひっかけ問題です。
🟦 環境基準(大気汚染に関する値)
環境基準は「健康保護」のために設定される指標です。
🟩 光化学オキシダント(Ox)
環境基準:
1時間値が 0.06ppm 以下
- オゾン・過酸化物などの総称
- VOC と NOx が太陽光で反応して発生
- 光化学スモッグの原因
→ 試験で最も頻出!
🟩 浮遊粒子状物質(SPM)
環境基準:
- 1日平均値:0.10 mg/m³ 以下
- 1時間値は設定なし
🟩 ベンゼン
環境基準:
年平均値:0.003 mg/m³ 以下
発がん性のため厳しい値。
🟩 ダイオキシン類
環境基準:
年平均値:0.0006 pg-TEQ/m³ 以下
焼却炉の不完全燃焼などで発生。
🟩 一酸化炭素(CO)
環境基準:
- 1日平均 10 ppm 以下
- 1時間値ではない(×)
→ ここも試験で混同されやすいポイント。
🟦 まとめ(試験で必ず出るポイント)
✔ 大気汚染防止法の規制対象
- ばい煙
- VOC
- 特定粉じん
- 水銀
- 悪臭は別法(×)
✔ 光化学オキシダントの基準値
1時間値 0.06ppm 以下


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