🦺 労働安全衛生に関するブログ記事(詳しい解説つき)

特級過去問解説

【1】作業環境測定が義務付けられる作業場

■ 作業環境測定とは?

作業者が有害物質や騒音などで健康障害を受けないように、
職場の空気・環境を定期的に測定する制度 です。
労働安全衛生法により、一定の作業場では義務です。


■ 義務付けられる主な作業場(ポイント)

作業場内容
有機溶剤作業場(1種・2種)中毒防止のため必須
鉛作業の屋内作業場鉛中毒防止のため必須
著しい騒音作業場聴力障害防止のため必須

■ 義務付けられない作業場(選択肢で“適切でない”もの)

❌ ウ:中央管理方式の空気調和設備を設けていない事務所

➡ 一般事務所は作業環境測定の義務なし
(法令で指定された“有害作業場”ではないため)

❌ エ:暑熱・寒冷・多湿の屋内作業場

➡ 暑熱・寒冷は労働衛生管理の対象だが「作業環境測定義務」はない


【2】クレーン等安全規則のポイント

クレーン作業におけるワイヤロープの使用基準は厳格で、
摩耗・素線切断・腐食 などがある場合は即交換が必要です。


■ ワイヤロープの使用禁止基準

内容基準
直径の減少7% 超 → 使用禁止
素線切断1撚り中 10%以上 → 使用禁止

■ 問題での“適切でない”選択肢

❌ 「直径5%減で使用禁止」 → 誤り

規則では「7%超」が正しい。


【3】プレス機械作業主任者の選任基準

■ 選任が必要な事業場

労働安全衛生法では
動力プレスを3台以上 保有する場合に
「プレス機械作業主任者」を選任する必要があります。


■ 問題での“誤り”

  • 「3台以上 → 正しい」
  • 「5台以上 → 誤り」
    ➡ 法令は3台以上で選任義務

【4】ベルトコンベヤの囲い

■ 囲いが必要となるベルトの条件(労安法)

事業者は以下の条件に当てはまるベルトには
落下防止の囲い をする必要があります。

条件基準
プーリ間距離3m以上
ベルト幅15cm以上
速度毎秒10m以上
位置通路または作業箇所の上方

➡ この3条件+位置をすべて満たす場合、囲い必須。

(選択肢の記述はどちらも正しい)


【5】酸素欠乏症等防止規則のポイント

■ 酸素欠乏状態とは?

空気中の酸素濃度が
18%未満 → 酸欠状態

➡ 19%は酸欠ではない


■ 問題の選択肢

  • 「19%は酸欠ではない」
    → 正しい記述(※どちらの設問でも正解)

🔍 ブログまとめ


✔ 本記事のまとめ

◾ 作業環境測定

  • 有機溶剤・鉛・騒音などの特定作業場で義務
  • 暑熱・寒冷・一般事務所は対象外

◾ クレーン等安全規則(ワイヤロープ)

  • 直径7%以上の減少 → 使用禁止
  • 1撚り10%以上の素線切断 → 使用禁止
  • 「5%で禁止」は誤り

◾ プレス機械作業主任者

  • 動力プレス3台以上で選任義務
    ➡「5台以上」は誤り

◾ ベルトの囲い

  • 条件(距離3m・幅15cm・速度10m/s)+上方設置
    → すべて満たすと囲いが必要

◾ 酸欠則

  • 酸素濃度18%未満 → 酸欠
  • 19%は酸欠ではない

コメント